プロフィール
戻る

小テストジェネレーター

小テストジェネレーター ヒーロー画像

教員向け業務支援ツール。もともと学習塾での業務を効率化するために自分用に開発した小テスト自動作成ツールで、日本中の学校や学習塾で利用できるようにWebアプリとして公開しました。

主な機能

  • 小テスト作成機能
  • クイズモード(4択クイズ、スペル練習)
  • 市販の単語帳と併用可能
  • 独自のリスト作成・共有
  • AIによる問題作成
  • AIによる英文和訳添削
  • 成績管理システム(学習塾向け)

技術スタック

  • Ruby on Rails
  • PostgreSQL
  • Redis
  • Ubuntu
  • Dokku(Dockerフレームワーク)
  • JavaScript、jQuery
  • OpenAI API
  • AWS S3, CloudFlare R2

ユーザー規模

  • 月間5万人利用(非会員含む)
  • 無料会員1万5千人
  • 有料会員250人以上
  • 成績管理システム導入教室数:280教室以上(無料利用範囲内含む)

料金プラン

  • 基本機能:無料
  • 追加オプション:月額500円
  • 成績管理システム(中小規模学習塾向け):月額5000円
小テスト作成画面

小テストの作成画面:教職員は市販の教材名と問題範囲を指定するだけで、小テストを作成できます。名前欄、ロゴ、ヒントの有無などを細かくカスタマイズすることも可能です。

小テストの例1
小テストの例2

美しいレイアウト

小テストはデフォルトで美しいデザインで印刷されます。問題と解答までセットで自動生成されるので、毎日の業務がスムーズに進みます。

クイズモード画面

クイズモード:「気持ちのいいUI」を実現することで、学生が自ら進んで勉強を始められるようなサービスを目指して作りました。

成績管理システム画面

成績管理システム

月額5,000円のサービスとして、成績管理システムのオプションを用意しています。生徒1人1人に対して「成績」「生徒メモ」「面談記録」「添付ファイル(PDF、画像)」を紐づけすることができるプラットフォームです。面談記録などのあらゆる情報を一元化して、紙の資料を無くします。

デザインへのこだわり

生徒の成績は美しいデザインのグラフとして表示できるようにしました。業務のシステムだからといってデザインを犠牲にせず、ストレスなく作業できるように設計しています。

デザインへのこだわり
成績管理システム画面モバイル

レスポンシブデザイン

モバイルデバイスでも成績管理ができるように、デザインを工夫しました。レスポンシブデザインを採用し、スマートフォンやタブレットでも快適に操作できるインターフェースを実現しています。

収益実績

  • 月間20万円以上(スマホアプリ『暗記カードと辞書』と合算)
  • Adsense、PayPal APIを利用

当初はAdsense広告のみでしたが、広告収入は不安定なため、安定収益のために月額500円の有料会員制度を導入しました。 その後、より安定した収益源となるように、学習塾を対象とした法人向けの成績管理システムを月額5,000円で提供しています。 実装はPayPalのAPIを利用しています。のちにスマホアプリと統合し、アプリ内サブスクリプションにも対応しました。

技術的な課題と解決策

開発中にぶつかった課題と、それをどのように工夫して解決したかを一部ご紹介します。

モバイルへの最適化

モバイルへの最適化

あらかじめ収録済みのデータを表示するだけなら簡単でしたが、ユーザーが動的に小テストを編集できるようにするためには、高度なフロントエンドの実装が必要でした。特にモバイルデバイスではjQuery自体にパッチを当てる必要があることに気づくまで少し時間がかかりました。

サーバー移管の概要

サーバー負荷とサーバー移管

当初サイトをホストしていたHerokuは米国サーバーのため物理的に遠く、また非力でした。日本のVPS上にUbuntuサーバーをゼロから構築し、移管することで処理能力が大幅に上がり、コストも削減できました。Ubuntuサーバーは一度ApacheとPassengerで構築しましたが、非常に難しく、個人開発にはDokkuというDockerフレームワークを利用することでコストパフォーマンスのよいサーバー環境を実現できました。

印刷レイアウトの調整

画面で見たとおりの印刷

プリンターで印刷することが前提の機能では、画面上での見た目と全く同じレイアウトで印刷できるように調整するのが大変でした。膨大な時間をかけてトライアンドエラーを繰り返しました。

開発イテレーションの概要

膨大な量のイテレーション

年間数百回のデプロイを重ねて、時にはサーバーダウンも経験しながら開発してきました。UIに関してはデプロイ直後に実際の学習塾の現場でユーザーに聞き取りをしました。膨大な量のトライに耐えられているのは、自らの業務を徹底的に効率化したいという課題意識があったからだと考えています。

収録教材の著作権の取り扱い

収録教材の著作権の取り扱い

教員の小テスト作成業務を効率化するためには、一般的に使用されている市販の英単語帳のデータを利用できなければなりません。 そこで、各書籍の英単語の「順番のみ」をデータベースとして収録し、日本語訳などについては全て独自のデータベースを利用することにしました。 また、ランダム関数を通してのみ小テストを作成することができ、ユーザーは手持ちでない英単語帳のデータを順番通りに取り出すことはできません。