主な機能
- 小テスト作成機能
- クイズモード(4択クイズ、スペル練習)
- 市販の単語帳と併用可能
- 独自のリスト作成・共有
- AIによる問題作成
- AIによる英文和訳添削
- 成績管理システム(学習塾向け)
教員向け業務支援ツール。もともと学習塾での業務を効率化するために自分用に開発した小テスト自動作成ツールで、日本中の学校や学習塾で利用できるようにWebアプリとして公開しました。
小テストの作成画面:教職員は市販の教材名と問題範囲を指定するだけで、小テストを作成できます。名前欄、ロゴ、ヒントの有無などを細かくカスタマイズすることも可能です。
小テストはデフォルトで美しいデザインで印刷されます。問題と解答までセットで自動生成されるので、毎日の業務がスムーズに進みます。
クイズモード:「気持ちのいいUI」を実現することで、学生が自ら進んで勉強を始められるようなサービスを目指して作りました。
月額5,000円のサービスとして、成績管理システムのオプションを用意しています。生徒1人1人に対して「成績」「生徒メモ」「面談記録」「添付ファイル(PDF、画像)」を紐づけすることができるプラットフォームです。面談記録などのあらゆる情報を一元化して、紙の資料を無くします。
生徒の成績は美しいデザインのグラフとして表示できるようにしました。業務のシステムだからといってデザインを犠牲にせず、ストレスなく作業できるように設計しています。
モバイルデバイスでも成績管理ができるように、デザインを工夫しました。レスポンシブデザインを採用し、スマートフォンやタブレットでも快適に操作できるインターフェースを実現しています。
当初はAdsense広告のみでしたが、広告収入は不安定なため、安定収益のために月額500円の有料会員制度を導入しました。 その後、より安定した収益源となるように、学習塾を対象とした法人向けの成績管理システムを月額5,000円で提供しています。 実装はPayPalのAPIを利用しています。のちにスマホアプリと統合し、アプリ内サブスクリプションにも対応しました。
開発中にぶつかった課題と、それをどのように工夫して解決したかを一部ご紹介します。
あらかじめ収録済みのデータを表示するだけなら簡単でしたが、ユーザーが動的に小テストを編集できるようにするためには、高度なフロントエンドの実装が必要でした。特にモバイルデバイスではjQuery自体にパッチを当てる必要があることに気づくまで少し時間がかかりました。
当初サイトをホストしていたHerokuは米国サーバーのため物理的に遠く、また非力でした。日本のVPS上にUbuntuサーバーをゼロから構築し、移管することで処理能力が大幅に上がり、コストも削減できました。Ubuntuサーバーは一度ApacheとPassengerで構築しましたが、非常に難しく、個人開発にはDokkuというDockerフレームワークを利用することでコストパフォーマンスのよいサーバー環境を実現できました。
プリンターで印刷することが前提の機能では、画面上での見た目と全く同じレイアウトで印刷できるように調整するのが大変でした。膨大な時間をかけてトライアンドエラーを繰り返しました。
年間数百回のデプロイを重ねて、時にはサーバーダウンも経験しながら開発してきました。UIに関してはデプロイ直後に実際の学習塾の現場でユーザーに聞き取りをしました。膨大な量のトライに耐えられているのは、自らの業務を徹底的に効率化したいという課題意識があったからだと考えています。
教員の小テスト作成業務を効率化するためには、一般的に使用されている市販の英単語帳のデータを利用できなければなりません。 そこで、各書籍の英単語の「順番のみ」をデータベースとして収録し、日本語訳などについては全て独自のデータベースを利用することにしました。 また、ランダム関数を通してのみ小テストを作成することができ、ユーザーは手持ちでない英単語帳のデータを順番通りに取り出すことはできません。